怒りの解明

扁桃体は大脳辺縁系の出口にあり、視床下部へ交感神経刺激として情動伝達をしている。扁桃体は情動的な出来事に関連付けられる記憶の形成と貯蔵における主要な役割を担っている。

人間の感情の中で快、不快、喜び、不安、満足、心配、悲しみ当の感情はその時その場で発生するもので、その時、その場が去れば消えていくものです。

ところが“怒り”の情動は蓄積されるのです。それぞれ個別の対象物別に、個別に蓄積されていきます。

その蓄積される場所が“扁桃体”なのです。「頭に来た」、「頭にくる」というのはまさに的を得ているのです。確かに怒りの感情は両耳のやや前方両側で感じます。

この怒りが扁桃体の個別の許容量を超えると爆発が起こるのです。

 

大脳皮質で思考が発生し大脳辺縁系に伝えられます。そして扁桃体を経て視床下部に指令が行きますが、ここで不快、怒り、不安、心配、恐怖などのマイナスの情動は扁桃体でアドレナリンを作り出します。これが原因で交感神経の過緊張を呼びストレスが発生します。

 

ところが怒りの情動はアドレナリン発生の原因となるだけでなく、通り過ぎることなく扁桃体に蓄積していくのです。

蓄積の仕方は個人別、局面別、対象物別にかなり細かく蓄積していきます。一年以上の期間にわたって蓄積していきます。

 

そしてその局面別に許容量をオーバーしてしまうと、大崩壊が起こるのです。爆発です。一気にこの怒りの情動が吹き出してしまうのです。

この決壊した怒りの情動は、視床下部に伝達されるだけでなく、大脳辺縁系を逆流し、大脳皮質にまで逆流してきます。

 

過去のあれこれまで全て吐き出してしまうのは、扁桃体に蓄積された怒りの記録です。理性が負けた瞬間です。

ただしこの大破壊でも理性が存在しますので、この理性が抑制にかかりますから全てを吐き出すわけではないのです。火種を残したまままた日々、蓄積が続くのです。

 

日々の小さな怒りの積み重ねが偏桃体の中で育っていくのです。そしてある日突然限界を超え爆発するのです。

とても大きな怒りの原因に出くわすと、一瞬にして扁桃体の許容量を超え爆発することも稀ではありません。

 

ただこの爆発は必要があって脊椎動物に備わっているはずですから、必ずしも消す事ばかりを考えない方がいいと思われます。たまには爆発も必要なのかもしれません。種の保存のためにも神が必要として備えていると思われます。

 


怒りの解放

そこでこの怒りを開放する方法を考えてみましょう。溜めないようにするのが一番ですが不可能に近いですね。あなたの扁桃体にはすでに相当な怒りが蓄積しています。

 

その怒りの蓄積は同様な怒りをためて彷徨っている魂たちも呼び寄せてしまいます。霊障による怒りの爆発の増幅作用は観察されるところです。

 

アドレナリンの除去には、尊敬する“やまのうち小児科内科”の山内昌樹先生が「ぜんぶ○」、「みんな○」と唱え続ければ消えますよ。と話しておられました。全てを感謝をもって受け入れていけばかなり消す事は可能です。

 

ただ怒りのアドレナリンは消せても、怒りの情動は扁桃体に記録されます。この怒りの記録まで消してしまわないと問題が解決しないのです。

 

その手法はこのダムです。このダムの放水をイメージして扁桃体の“怒りのダム湖”全開放してください。耳の前方の側頭を両手で挟んで「扁桃体のダム湖を開放します」と両手を突き上げてください。一瞬にして怒りの記録がリセットされます。すっきりしますよ。

スペースハンドを持っておられる方は、両耳の前方をスペースハンドで挟んでください。そのとき扁桃体の怒りの記憶に感謝してください。三分ほどでリセットします。

 

ダム湖全放水のイメージを併用するとかなり効果が高くなります。