封印されたか“火須勢理尊”

「戻れぬ命はない」何を意味するか?


この人物は“火須勢理尊(ほすせりのみこと)”です。


日向一代“瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)”の長男が“火照尊(ほでりのみこと)海幸彦で”三男が“火遠理尊(ほおりのみこと)”山幸彦です。


その間の次男が“火須勢理尊(ほすせりのみこと)”です。

海幸彦、山幸彦の話は実に詳しく書かれているのに、“火須勢理尊(ほすせりのみこと)”の活躍は何処にも出てこない。神話は彼を無視しているのです。


彼は、長男“火照尊(ほでりのみこと)海幸彦と“奴国(なこく)”に住んでいました。

魂年齢の古い火須勢理尊はしっかりと兄の補佐をして“奴国”を守っていたと思われます。


三男“火遠理尊(ほおりのみこと)”山幸彦とは、魂年齢が違いすぎて意思の疎通は出来なかったと思われます。


彼は多分“光武帝”の下心、野心にも気づいていたでしょう。しっかりと真実を見抜いていたはずです。

そこへ降りかかった金印騒動だったのです。理性だけで動く山幸彦とは解決策はなく、戦いになったと思われます。


志賀島で殺されているということは、兄と共に逃げる途中を襲われたと思われます。金印をとりあえず隠し、逃げるしか時間がなかったようです。

でも追手はそこまで迫り、火須勢理尊は兄の脱出のために自分の命を犠牲にしたのです。


“火須勢理尊”を殺した三男“火遠理尊”山幸彦はそれだけでは済ませなかったのです。倭国平定と倭国乗っ取りを企み始めていた三男“火遠理尊”山幸彦は死者の魂にまで魔の手をのばしたのです。


“火須勢理尊”が転生してきて、自分の作った倭国の邪魔をしないように、“火須勢理尊”の魂を四次元幽界に封印したのです。


これが「戻れぬ命はない」というメッセージを彼が出した理由です。このメッセージは六次元世界にいる彼の潜在意識から来たのです。


つづく